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鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼1

トリガーポイント刺鍼①

トリガーポイント刺鍼その1

現代医学的な考えを鍼灸治療に応用する場合に、
有効的で、理解しやすいのは、トリガーポイントになります。
若手鍼灸師の先生方も、学校で学習されたり、
卒後、研鑽されたことと思います。

さて、どこまで、その有効性を実感されたでしょうか?

説明を受けたほど効かない、確かに効果があったなど
さまざまな反応があると思います。

そこで、もう少し、トリガーポイント刺鍼を掘り下げてみましょう。

 

トリガーポイントとはなにか

トリガーポイント療法の第1人者である、
関西医療専門学校の黒岩先生の講義から解説していきます。

 

1.具体的にTrigger Point(TP)への疑問が以下のようにあります。

○TPに鍼をすれば何故、鎮痛されるのか?
○TPに鍼をすればどういう仕組みで鎮痛されるのか?
○TPと疼痛症状の関係は?
○TPへの刺鍼は症状にどのような影響を与えるのか?

これらの疑問には、TPとは何かがわかっていないと、答えられません。
これらの疑問に答えるには、正しい問が必要となります。

で、命題を考えてみましょう。

 

命題の逆は正しいのか否か

○命題→「病変部、傷害部があると痛い」

この命題の逆を考えますと、
「痛いところは病変部、傷害部である」となります。

この命題の逆は正しいと仮定します。

 

ここで、黒岩先生らの実験があります。

○実験内容

皮膚にカプサイシン、食塩水、高張塩水などを注入

傷害部が作られる

疼痛発生

 

○実験結果

1.50~80%ぐらいの割合で局在が曖昧か、遠く離れた部位に痛みを感じる関連痛が発生し、注射された部位に痛みを感じない。

2.高張塩水を注入してもC-fosが発生せず、組織病変も生じないので、これは非傷害性

1,2より、傷害性、非傷害性を問わず関連痛が生じる

 

この実験結果より、痛いところは病変部、傷害部
であるとは言えないことが分かります。

すなわち、上の命題の逆は真とは限らないということになります。

 

痛む場所は根本か?関連痛か?

黒岩先生の臨床実験においても、以下のことが分かっています。

患者さんが痛いと訴える部位のうち、
そこが痛みの根本であるのは全体の30%で、
関連痛である可能性は70%とありました。

患者さんは痛む場所が、根本か関連痛であるかは、
分からないということです。

 

若手の鍼灸師の先生方には、トリガーポイントに鍼をしたり、
お灸をして、関連痛が生じた経験はありませんか?
鍼灸治療をしたことにより、痛みを引き起こした経験です。

ここから次のような疑問が出てきます。

TPに刺鍼、施灸 → 関連痛が生じる → 痛いところは悪くない?
関連痛が生じる処が悪い処?

 

鎮痛をするには、疼痛部位に鍼刺激などを加え、
「そこが、まさしく悪いところ」という認知覚が、上がらなければなりません。

そして、この認知覚は、刺激した部位が、
発痛部位でなければ上がりません。

すなわち、トリガーポイントには、2種類あるというわけです。
この違いを知らないと、トリガーポイント刺鍼での効果は望めません。

 

―TPには2種類ある―

① 刺激すると関連痛が意識されるTP
② 刺激すると認知覚が意識に上がるTP(責任TP)

黒岩先生は、認知覚の上がるトリガーポイントを
責任トリガーポイントと呼ばれています。

この責任トリガーポイントを探し、鍼を刺すと、
鎮痛効果が得られるということになります。

鍼灸院天空 夘野裕樹

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コメント

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  1. 2013年 12月 10日

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