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鍼灸の標準治療を確立するためには認め合え

鍼灸の標準治療を確立するためには認め合え

鍼灸の世界では、鍼灸師が100人いると、
100通りの治療法が存在すると言われています。
そのこと自体は、問題が無いと思っています。

問題点もあります。それは大きく2つあります。
一つは、お互いの治療法を認めないこと、もう一つは、標準治療が存在しないことです。

 

1.お互いの治療法を認めない

これは「切り口」から2つの場合があります。
古典医学派と現代医学派という治療法の違いと、
深鍼派と浅鍼派の治療法の違いになります。

2×2となりますから、合計4者がいがみ合っているのが現状でしょう。

それぞれの立場の先生が、
自分の立ち位置が正しいと主張していますが、本当でしょうか?

 

それぞれの治療法で治療をされ、
どの先生もそれなりに結果を出されています。

結果が出ているということは、その治療法は、
間違っていないということになります。

そして、当然ながら結果が出ていないこともあります。
すべての病気を100%完治させる治療法などは存在しません。

中には「私は○○病はすべて治せる」という先生もおられますが、
実際は、「脱落」を忘却している場合がほとんどです。

 

患者さんがその鍼灸院に通院されるのは、
何らかの効果を実感されている方ばかりになります。

すると、自分はすべての病気をすべて治せる、
自分の治療法が正しくて、他は間違っているとなりがちです。

 

若い鍼灸師の先生には、このような先輩の影響を受けず、
どの治療法にも、必ず利点や欠点があることを理解して頂ければと思います。

まず、お互いの治療法を認め合うことが大切です。
どの疾患には、どの治療法が有効なのかを勉強することが大切です。

そして、できればすべての治療法をマスターし、
自分のものとして、患者さんの病態に合わせて、
使い分けができるようになってください。

 

素問にも霊枢にも、病態によって鍼の種類、
刺鍼法を選択するようにと書かれています。

学ぶ過程において、得意、不得意が出てくるかもしれません。
その場合は、得意分野を伸ばすようにしてください。

 

大きく分けた4種の治療法のうち、どれか一つでも、
完璧にマスターし、体認できれば、一流の鍼灸師として生きていけます。

どの立場の先生でも、鍼灸界でカリスマと呼ばれる
先生がいることからも、理解できると思います。

 

もちろん治せない疾患は出てきますが、あまり問題はありません
治せる疾患をしっかりと治せるほうが、
患者さんからの信頼度は上がります。

治せない疾患に関しては、その病気を得意にしている先生を紹介する、
これによっても先生に信頼度は上がります。

 

2.標準治療が存在しない

1の問題と関連しています。
お互いに認めないため、標準治療を策定出来ないのが現状です。

この問題は、ほとんどの鍼灸師は気付いていませんが、
鍼灸治療が社会的になかなか受け入れられないことに繋がっています。

 

たとえば、風邪を引いたとします。

旅行先であっても保険証を持っていれば、
見知らぬ内科クリニックでも、診察を受けに行くのに、あまり躊躇しません。

これは、患者さんの中で、
風邪の治療なら大体どこでも同じと認識しているからです

 

では、腰痛で鍼灸治療を選択する際にはどうなるのでしょうか?

患者さんからしますと、
「鍼灸院では何をしているのか、よく分からない。知らない鍼灸院で治療を受けるのは怖い。」
となります。

先ほどの問題につながっているのが理解できると思います。

 

ここで、
「卒後5,6年経験のある鍼灸師であれば、腰痛に関し、
○○の治療はできます。そして、それにより効果は、70%程度です。」
という標準治療法が存在し、エビデンスがあればどうなるでしょうか?

患者さんからすれば、どこの鍼灸院でもある程度、
腰痛を改善してくれるという安心感ができ、鍼灸に対する垣根が下がります。

 

鍼灸が世の中に広く認められるには、まず、標準治療を確立する、
その上で、各自が独特の治療法により、
さらに効果のある治療ができるということが大切です。

鍼灸の標準治療法を確立することは、
お互いに違いを認め合っても、難しいことです。

しかし、それが、必要と感じながら勉強していくのと、
無理と思い関心を持たないのでは、将来、大きく差が出ます。

若い鍼灸師先の先生には、標準治療を確立する目標を持っていただき、
実現してもらえればと思っています。

鍼灸院天空 夘野裕樹

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