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鍼灸医学は疑うことから始めるサイエンス

鍼灸医学は疑うことから始めるサイエンス

鍼灸医学、現代医学に限らず、物理学であれ、化学であれ、
サイエンスは疑うことから始まると言って過言ではありません。

先生は、鍼灸の養成学校時代に授業の内容に疑問を持ったことがありましたか?
私は最初から疑問だらけで、勉強する意欲がなくなりました。

 

たとえば、経穴の授業で、
「穴は正確に暗記しなさい。1ミリでもずれると効果がなくなる。」
と教員から言われませんでしたか?

この話を聞いて、まず疑問に思ったのは、
骨度法で穴を探すのならともかく、
同身寸法で取れば、不正確にしか取れない。

 

また、日本の管鍼法であれば、押手をして、
そこに管を挟み込む際に穴からずれし、そもそも、管の直径分ずれます。
ミリ単位のずれは必ず起こります

どうですか、おかしいと思いませんか?

 

経穴の位置が大切だと言いながら、
実際に、経穴を取ったり、鍼を打つ際にずれが生じています。

私は、この時点で、「経穴の作用は本当にあるのか?」
「鍼灸理論は存在するのか?」と大いに疑いました。

 

Oリングテストの創始者である大村先生が、全日本鍼灸学会で講演された際に、
「足三里穴は、Oリングテストで診ると、患者さんのからだの状態で変化する。
大きい場合は、横軸5cm、縦軸30センチぐらいになる。」
とOリングテストの結果を話されていました。

もし、これであれば、下腿の大部分が足三里穴としての作用を持つことになります。

Oリングテストがすべてを表すとは思っていませんが、
常識に疑問を持つ大切さを教えてくれた講演でした。

 

他にも多くありましたが、これらの疑問を抱くことで、
自分で考えるようになりました。

ただ、鍼灸の養成学校時代は、授業が面白くなく、
遊びとアルバイトに明け暮れていましたが。

 

本格的に鍼灸を勉強したのは、卒後、中医学に出会ってからです。
ここからは、疑問との戦いでした。
陰陽論はともかく、五行論などは疑問だらけでした。

それらの疑問を解決しようにも、
成書に解答を見つけることはできませんでした。

ほとんどが過去の偉大な先輩の業績の焼き直しや、
孫引き、ひ孫引きだから仕方がないかもしれません。

 

中医学から古典へとのめり込み、そこから周易は言うに及ばず、
宋学、天文学、はたまた数秘術まで読み込み、考えました。
そうして、現在、五行論の矛盾点は、解決しています。

 

古典医学を観念論と論じる方もいますが、それは、誤解です。
古典医学は、当時の最新のサイエンスに基づいて書かれています。

ですから、サイエンスとして読み、解釈し、疑問を持つことが大切です。

現代科学と雖も完璧ではなく、論理が矛盾していることもあります。
科学者は、常識を疑うことから始めるのです。

 

私たち鍼灸師もそうあらねばなりません。

偉大な先輩が、「○○は××だ。」といったからと言って、
それを鵜呑みするのではなく、実際に、臨床で患者さんと接し、観察し、本当かどうかどうか、
患者さんの様態にあっているのかどうか確認することを忘れないでください。

そして、合っていれば、その先輩に言うとおりの治療法で治療をすればよいのです。

異なっていれば、なぜかを考える必要があります。
先輩の言う通りにすればよいと、思考停止に陥ってはいけません。

 

技術は、そのほとんどが、ある一定の条件で効果を発揮するものです。
条件が異なれば、使う技術も異なってきます。

疑問を持ち、観察し、考える、このことが、若手鍼灸師である皆さんが、
教えられた条件でなくても活用できる技術を身に付けさせてくれます。

応用力のある鍼灸師となる第一歩を踏み出せるといえます。

鍼灸院天空 夘野裕樹

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