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鍼灸師として差別化するために診断力をつける

古典的医学的診断

西洋医学的なエビデンスに基づく診断方法の復習は、
前回までで一応、終了です。

個々のデータなどに関しましては、個別に検索するなどして情報を得る必要はありますが、
診断の仕方については、十分だと思っています。

 

ここまで、読んで頂いた中で、「で、いったいどうなの?」という疑問はあると思います。
西洋医学的な診断をできても、鍼灸治療に繋がることがほとんどないからです。

筋骨格系の疾患で、トリガーポイント刺鍼を用いる場合は参考にできますが、
それ以外では、配穴が出てこないので、鍼灸治療はできません。

そのため、西洋医学的な診断をあまり用いず、いわゆる経絡治療による診断、
中医学による診断のみの鍼灸師の先生が多いと思います。

 

鍼灸治療に必要な除外診断

確かに、実際に鍼灸治療をするに当たっては、
経絡治療による診断、中医学による弁証などが必要になってきます。
私自身も、主に、弁証を用いて配穴を決めています。

それでも、西洋医学的なエビデンスに基づく診断や、
ナラティブによる医療面接は大切であると思っています。

古典医学的な診断法では、鍼灸治療をしてよいかどうかの、
除外診断が弱いというところが、まず、第一の理由です。

ここは非常に大切な点です。
この診断を誤れば、場合によっては患者さんの死を招くこともあるからです

 

医師においても、患者さんの愁訴だけで、診断を絞り込み、
必要な場合は、専門医にコンサルをかけるという流れが、徐々にできつつあります。

どこまでなら自分が治療をでき、
どこからは専門医に委ねるという判断が厳しく問われてきているようです。

私たち鍼灸師も、まず、鍼灸治療ができる病態かどうかをきちんと判断した上で、
古典医学的な診断に入り、治療を進めることが、
現代の鍼灸師にあるべき姿勢だと思っています。

 

鍼灸師には西洋医学的な説明も必要

2つ目の理由は、患者さんは、
西洋医学的な説明の方が理解しやすいという点です。

もちろんいかに簡単に説明しても、理解しにくい点があるのは事実ですが、
古典医学的な説明よりは、患者さん自身が分かった気になってくれます。

よその鍼灸院から、当院に転医された患者さんに、
「前の鍼灸の先生に、肝虚と言われ説明も受けたが、まったく意味が分からなかった。」
などということがよくあります。

若手鍼灸師の先生は、この点を良く理解してください。

西洋医学的に説明することが、患者さんの疾患に対する理解に繋がり、
先生への信頼感となり、治療効果も高くなってきます。

 

鍼灸師のほうが心理的ハードルが低い

3番目には、患者さんにとって医師より、鍼灸師の方が、
心理的ハードルが、低いため病院での診断結果や、服薬に関する相談がしやすい点です。

このような場合、若手鍼灸師の先生が担当されている患者さんの病態を
西洋医学的に判断できていませんと、助言することができません。

ここで、きちんと助言できるかどうかは、
患者さんの信頼を得られるかどうかのポイントにもなります。

 

大きくはこの3点が、エビデンスの基づく診断を身に付けることの必要性です。

鍼灸院に来院され可能性の高い疾患や緊急を要する疾患については、
プライマリケア医と同じような知識、診断力が、必要といえます。

そして、実際に鍼灸治療をするに当たっては、古典医学的な診断能力が必須です。
若手鍼灸師の先生は、ある意味、研修医より勉強することが多いといえます。
この点を良く理解して頂き、日々の臨床や研究に邁進してください。

10年も続ければ、確固たる鍼灸師となり、差別化ができ、
鍼灸師として自信を持って生きていくことができるようなります。

 

鍼灸院天空 夘野裕樹

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