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鍼灸師が古典医学を理解するには陰陽論は必須

鍼灸師が古典医学を理解するには陰陽論は必須

鍼灸師には当然、古典医学の要素が必要になります。

若手鍼灸師の先生が、トリガーポイント派、経絡治療派、現代医学派、中医学派、
いずれの考え方で、鍼灸治療を行っていても、必要不可欠だと思います。

古典医学は、なかなか取っ付き難いという先生が、多いのではないでしょうか?
古典医学を理解するに当たり、まず、しっかりと勉強する必要があるのが、陰陽論です。

 

私が、中国に短期留学をしているときに、
老中医の先生医の指導を受ける機会がありました。

その際に、先生は、
「陰陽論を理解できれば、中医学の7割を理解できたといえる」
と教えてくださいました。

中国の先生の発言ですので、中医学=古典医学という意味になります。

 

若手鍼灸師の先生方の古典医学の勉強の一助、日常臨床の手助けとなるように、
今回から陰陽論について、一緒に復習していきたいと思います。

 

そもそも、「陰陽論とは何か?」という疑問があるかと思います。
紀元前1046年~前770年に成立されたとされる「詩経」の中に、陰は曇りや日影、
陽は日差しや日向の意味として、記載されたのが始まりのようです。

その後、紀元前770年~495年頃の歴史書である「春秋左氏伝」に、
陰陽を季節と関連付けています。

詩経や春秋左氏伝は、儒教のおけるテキストの一つですので、
内容はともかく、古代哲学のカテゴリーに入ります。

 

このように、中国の古代哲学の一種であり、もともとは天候に関する言葉でした。
そこから、方位や運動状態を含めていき、解釈が拡大されていきました。

大まかな流れは、以下のようになります。

 

最初は、単純・素朴に。
陽→日光の向う
陰→日光に背く

徐々に。
気候の寒暖、方位の上下・左右・内外

さらに。
運動状態の躁動と寧静へと拡大

そこから。
一切の現象には、すべて正反の両方面があるとして、
自然界における両種の対立と相互消長によって成り立っていると考えていました。

そして。
陰陽の対立と消長は、事物の本質に固有のものであり、
宇宙の基本規律であるとしました。

 

まとめますと、陰陽とは。

  • ある事物と現象の対立および、対立統一を概括している
  • 相互対立事物の代表および、一個の事物内部の相互対立の代表
  • 事物どうしだけでなく、事物の内部においても陰と陽がある

ヘーゲル哲学における、「正と反があり、それを止揚する」を思い出して頂ければ、
この陰陽のまとめも理解しやすいと思います。

 

現代中医学における陰陽学説は以下のように概括されています。

  • 世界は物質による整体から成る
  • 世界の本身は、陰陽二基の対立と統一の結果による
  • 宇宙のいかなる物質も、陰陽相互対立を包含している

例として挙げられているのは。
・白昼と黒夜、晴天と陰雨、炎熱と寒冷など

素問の陰陽応象大論には。
「清陽は天を為し、濁陰は地を為す。地の気は上り雲を為し、天の気は下り雨を為す」
とあります。

ここから陰陽には、「循環」の考えがあることが見て取れます。
ここは大切な考えですので、よく覚えておいてください。

次回より、詳しく復習していきましょう。

 

鍼灸院天空 夘野裕樹

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