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鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼2

鍼灸医学的には、「責任TPとは阿是穴である。」

鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼1はこちら

トリガーポイント療法において、
単に、トリガーポイントに鍼を刺しても、
思ったほどの効果を得ることができないことが分かってきています。

これは、トリガーポイントには、2種類あるからです。

 

―トリガーポイント(TP)には2種類ある―

① 刺激すると関連痛が意識されるTP
② 刺激すると認知覚が意識に上がるTP

認知覚とは、意識には「痛むところに鍼が当たった」という感覚で、
その場所が、正に発痛部位に当たります。

発痛部位に鍼を刺さないと、鎮痛できないというのは、
よく理解できると思います。

この認知覚が得られるトリガーポイントを
責任トリガーポイント(責任TP)と呼んでいます。
そして、責任トリガーポイントは、発痛部位になります。

 

もう少し詳しく見てみましょう

責任TPとは、生体(患者)サイドしては、
痛みの発生部位となります。

意識される痛みの一部である場合もありますが、
意識される疼痛部位から脊髄節レベルを超える
遠隔部に生じていることも多くあります。
また、炎症や障害に起因されません。

鍼灸師(治療)サイドとしましては、
運動器疼痛に対する治療すべきエリアとなります。

 

この責任TPに刺鍼しますと、関連痛が発現することもありますが、
患者さんの意識には、「痛む所に鍼が当たった。」
という認知覚が上がりやすくなります。

このことをよく考えますと、鍼灸医学的には、
「責任TPとは阿是穴である。」ということになります。

 

トリガーポイント刺鍼という一見、現代風な治療法も、
実は、過去に実例があり、
私たち鍼灸師が学校などで、学んだことです。

このようなことはよくあります。

現代医学的な治療法を鵜呑みするのではなく、
鍼灸医学的にはどうなのかということを考える、
これが、応用力をつけることになります。

 

また、責任TPは、患者さんが正しく
認識できているとは限らないことに、注意が必要です。

患者さんが痛いと訴える部位が、責任TPである可能性は、
30%程度であることにも注意が必要となります。

これらも、責任トリガーポイントが、
阿是穴であれば、当然のこととなります。

 

では、トリガーポイントや、責任トリガーポイントは、
からだのどんな所、組織にできやすいのでしょうか?

形成される体の構造としては
筋膜、腱、靭帯、関節包があります。

 

これらのどこにできるのか?

筋縁最深部の筋外膜、異構造接合部に多くできます。
ちなみに、異構造接合部とは、
筋腱/筋靭帯移行部、筋の骨・骨間膜停止部、
腱の骨付着部腱中になります。

 

さて、若手鍼灸師の先生方、何か気付かれたでしょうか?

上の内容からトリガーポイント刺鍼は、
従来考えられているより、
はるかにその治療範囲が広がってくることが読み取れます。

そして、深く鍼を刺す必要もあります。

この解答は、次回に致します。
それまで、よく考えてください。

ヒントして、トリガーポイント刺鍼の変遷をご紹介しておきます。

 

―トリガーポイント刺鍼の変遷―

TPは筋線維の異常(硬結) → 神経、筋接合部の異常

TPは神経、受容器の異常 → 筋膜の異常
この認識でTPを捜せるようになった
責任TPとTPの違いがわかるようになった

TP、責任TP→関節包、靭帯、腱、骨膜にも形成される
膝、手、足関節の痛み、腱鞘炎の治療が可能となる

感作は筋縁よりも異構造接合部の方が強い
2寸鍼の多用、マッサージ手技の革新
難治例の臨床的意味の把握

強力で、安定した鎮痛効果の確保

 

鍼灸院天空 夘野裕樹

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