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鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼3

鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼3

前回までの記事はこちらから—————————
鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼1
鍼灸師のためのトリガーポイント刺鍼2

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トリガーポイント刺鍼により、
どのような疾患が治る可能性があるのでしょうか?

まず、トリガーポイントに刺激をすれば、
からだはどのような反応を起こすのかを知る必要があります。

 

―TP、責任TP刺激で生じる生体反応―

TP、責任TP形成部とそれに対応する中枢における脱感作および周辺筋の弛緩

鎮痛、拘縮の解除。TP周辺の浮腫の消退、TPより末梢の浮腫の発現

循環改善

遺伝子発現、蛋白合成

 

これらのことにより、副交感神経の反射性活動亢進、
刺激回数に依存性して基底活動が安定化するとされています。

副交感神経は、生命現象を直接支配し、
自己修復作用に関与していますので、
炎症が改善され、鎮痛出来ることが示唆されます。

 

また、近年、増加している交感神経過緊張による
さまざまな症状にも、対応できることが分かります。

交感神経と副交感神経は相互作用ですので、
一方が強くなれば、もう一方は弱くなるからです。

 

大脳基底核へアプローチできることにより、
内因性オピオイドの分泌が増えることが期待できます。

内因性オピオイドにより下行性疼痛抑制系が賦活化され、
鎮痛効果が得られます。

 

また、鍼刺激自体に、
上行性疼痛抑制系の賦活が期待できることが分かってきています。

ここから窺えることは、
責任トリガーポイント刺鍼において得られる鎮痛効果は、
非常に高いものである可能性です。

内因性オピオイドは、ご存知のように血液脳関門を透過できますので、
消炎鎮痛効果だけでなく、前向き感を得られることも期待できます。

 

若手鍼灸師の先生方、いかがでしょうか?

トリガーポイント刺鍼に対するイメージが
変わったのではないでしょうか?

 

では、具体的にどのような疾患に効果があるのでしょうか?

1.運動器慢性疼痛
2.癌性疼痛の一つである筋攣縮痛
3.CPRSなど一部の神経因性疼痛
4.肉離れなど急性痛(傷害に引き続いて起こる炎症の産物に対するTP刺激)
5.内臓器機能不全
6.線維筋痛症を含む広範囲に及ぶ慢性疼痛

 

また、長期に渡る責任TP刺激を繰り返すことにより、
以下のような神経系の疾患にも有効です。

7.喘息の改善
8.自律神経関与の症状
9.日和見感染によるめまいなど

 

次に、責任トリガーポイントに鍼をし、
患者さんに生じる現象を紹介しておきます。

 

―責任TPに鍼をすると患者に生じること―

・腹が鳴る、おならが出る
・R-R間隔が延びる
・鼻がつまる
・眠くなる

 

これらは、責任TP刺鍼が中枢に関与するから生じること、
と考えられています。

体性自律系反射の動物実験などで、
手足の要穴への鍼刺激は、中枢に伝達され、
局所への鍼刺激は、脊髄反射を引き起こすことが言われています。

古典医学的には、要穴への鍼は本治法で、
局所の鍼は標治法というところです。

 

トリガーポイント刺鍼は局所の鍼で、
標治法とされていました。

実際、従来のトリガーポイント刺鍼は、
局所の鍼といわれても仕方がない面があります。

そこから発展した、責任トリガーポイント刺鍼は、
標治法ではなく、本治法といえます。

 

どうですか、現代医学的、古典医学的治療法と
固執することのばかばかしさが見えてきませんか?

 

鍼灸院天空 夘野裕樹

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