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鍼灸師のための陰陽論|陰陽は相対的である

鍼灸師のための陰陽論|陰陽は相対的である

陰陽論は自然界の変化から考えられたものともいえます。
そして、自然界のものを陰陽で分類しています。

例えば、以下のような感じです。

 

● 天地→「天を陽となし、地を陰となす」
天の気は、軽く清い、故に陽、地の気は重く濁っている、故に陰

● 水火→「水を陰となし、火を陽となす」
水の性は、寒で潤下、故に陰、火の性は熱で炎上、故に陽

● 動静→「静は陰をなし、動は陽をなす」
静は静かにして動かず、故に陰となり、相対静止の事物は陰に属す
動は動き止まらず、故の陽となり、激烈運動の事物は陽に属す

 

また、物質運動の変化から、以下のように定義しています。

・陽は気を化す→蒸謄気化の運動状態
・陰は形を成す→凝聚形成の運動状態

これらの陰陽の相対属性を、医学領域に導入したものが、古代医学における「陰陽論」といえます。

 

中医学における、陰陽の属性は以下のようになります。

陽→推動、温煦、興奮などの作用、人体機能
陰→凝聚、滋潤、抑制などの作用、人体機能

そして、いかなる事物も陰陽の属性で区別できるとしています。

陰陽の区別は、相互連系における、一対の事物、一個の事物の両方面にて行います。
また、事物の陰陽の属性は、絶対的ではなく、相対的です。
属性が相対的であることが、陰陽論を理解し難くしている点でもあります。

 

例えば、臓腑間では、蔵が陰で、府が陽ですが、
心と腎では、心が陽で、腎が陰となるようなことです。

ある事物が、時と場合により、陰になったり、陽になったりしますので、初学者の理解を妨げます。

この相対的を中医学では、以下のように定義しています。

 

○相対的→これらの現象は、自然界では、無窮無尽にある

● 一定条件におけるある種の表現
条件が変化すると、陰陽の間に相互転化が起こる

● 事物は無限に可分される
陰は陰のみならず、陰中に陽ある、陽は陽のみならず、陽中に陰ある

陰陽は、相対的である、このことを理解し、腑に落ちるようにすることが、若手鍼灸師の先生に、まず必要なことといえます。

現代人は、西洋理論的な考えで育っていますので、ある事物の属性が、比較する対象や、比較内容によって異なるという考えは、なかなか理解し難いものです。

関数における1対1対応という考えに、慣れているからといえます。

 

しかし、自然界を含め、人体の働きを理解するのには、「相対的」な考えが必要です。
免疫におけるトレランスなども、相対的といえます。

また、CD8+はキラーT細胞、CD4+はヘルパーT細胞を分化していますが、最近の研究では、入れ替わることもあることが分かってきています。
ここからも、相対的な考えの必要性が理解できると思います。
鍼灸院天空 夘野裕樹

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