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鍼灸治療に専門性を持つ

鍼灸治療に専門性を持つ

私が鍼灸の学生時代に、教員から
「鍼灸師は1人で、すべての疾患を見ることができる。
それは証に基づき治療するからだ。」とありました。

それは無理だろうと絶句した覚えがあります。

 

確かに証に基づけば、治療は可能です。
ただ、現代医学的な知識なしでは、あまりにも危険です。
そして、治るかどうか疑問です。

例えば、高齢者の頭痛で、片頭痛と思い、証を立て治療をしていたら、
実は、側頭動脈炎だったということは、十分、起こり得ることです。

 

知り合いに大阪大学医学部の臨床准教授がいますが、その先生も、
「開業医で、すべての疾患を診ようとする先生がいるが、そんなことは無理だ。」
と言っておられました。

勿論、開業鍼灸師という立ち位置は、プライマリケアとしてあります。

医師のプライマリケア医としての研修には、どこまで自分たちで治療し、
どこからは専門医にコンサルすべきかという内容が多くあります。

非常に大切なことだと思います。

 

近年の、医学の進歩は著しいものがあります。
それは、臨床分野においてもです。
4,5年前の常識が、現在では間違った常識になっていたりします。

例えば、以前は心筋梗塞の前兆に、左肩痛、胸痛などがありましたが、
現在では、心臓を中心に半径30センチの範囲で、痛みなどが起こるとされています。

 

そこで、鍼灸師といえども、まず、専門性を持つことが大切だと考えています。
専門と深く考えなくて、得意分野でも構いません。
それも、腰痛、ひざ痛など少し大きなくくりで十分です。

腰痛なら腰痛のスペシャリストになる。
簡単なようでなかなか難しいことです。
西洋医学的にも、東洋医学(古典医学)的にも、詳しく知る必要があります。

 

鍼灸の技も当然ですが、
古典医学の用語を現代医学的に分かりやすく「翻訳」し、
患者さまに説明できる能力も入ります。

そこをしっかりと自分のものにしますと、そこから広がりを得られます。
腰痛もひざ痛、ひじ痛も、病態生理から切り込み、
なぜ痛むのかと考えますと、原理は同じだからです。

 

逆に言いますと、「原理」を先にしっかりと勉強するという手もあります。
ただ、このルートはなかなか臨床に立てなくなるのが困った点です。

やはり、勉強していく疾患のテーマを決め、
その疾患を完全にマスターしてくべきでしょう。

 

この時に、鍼灸師は「現代医学的な考えでの治療」、
「古典医学的な考えでの治療」のどちらもマスターすべきです。

西洋医学は、疾患の病態生理、解剖、免疫、
愁訴や病歴の科学化、発生学などなどが必要になります。

単に、整形外科や内科のテキストを読み勉強するだけでは、不十分です。

 

考えようによっては、プライマリケア医より大変です。
彼らは西洋医学だけでよいのに、
私たちは、古典医学、現代東洋医学まで勉強する必要があるからです。

 

寝食を忘れ勉強ができるのは、若い時だけです。
そして、10年も続ければ、立派な鍼灸専門家になることができます。

若手鍼灸師の奮起に期待しています。
そして、本物鍼灸を身につけられ、多くの患者さまを救ってあげてください。

鍼灸院天空 夘野裕樹

 

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