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鍼灸院の問診はNBMで物語と対話によって行う

さまざまな先生方が問診の大切さを説いています。

鍼灸院を訪れる患者さんの属性を鑑みますと、やはり、「問診」より
「医療面接」、「インタビュー」という考え方が大切だと思われます。

患者さんとの応接は、Narrativeで、その結果の診断は、
Evidenceでといったところでしょうか。

 

NBMで、大切なことは患者に語らせ、患者自身のことばで、
患者自身をつないでいき、意味づけることが中心となります。

臨床家はしばしば我慢を要しますが、それを助けるということになります。

患者さんの言葉を意味づけるとはどういうことでしょうか?
例を挙げてみていきましょう。

 

―王様の死、王妃様の死(最も単純な物語)―

㋑王様が亡くなりました。王妃様がなくなりました。
← 一定の意味をなす

㋺王様が亡くなりました。そのあとすぐ王妃様がなくなりました。
← 時間経過に沿った物語(story)

㋩王様が亡くなりました。悲しみのあまり王妃様がなくなりました。
← 因果的に意味づけられた物語(plot)

ここから、物語には、story、plotという2つの性質があることが理解できます。

すなわち、同じ王様の死、王妃様の死という物語であっても、
㋑~○ハなどのように、いろいろな形を取る可能性があります。

 

人のよって、それぞれ別の物語があり、「どれが正しいかということではない」、
ということが、ここでの「物語」の大切な一面となります。

ここで必要なことは、多面的な見方です。

そして、意味づけがある以上、それそのものが、
事実であると考える必要もあります。

 

東洋哲学的には自明のことになりますが、
西洋的には、「ポストモダニズム」という考え方になります。

何らかものを、「唯一とする」のではなく、
「多様とする」ものと、することになります。

多元主義的世界観をもち、多声性の尊重することが重要となります。
ただし、ばらばらになると、無秩序となりますので、何らかを選ぶことが必要となります。

この手段を対話することにより、獲得していきます。

 

では、NBMの実践するにあたりどうすればよいのでしょうか?

「病(やまい)」を、患者さんの人生という大きな物語の中で、
展開する一つの物語であるとすることが、基本になります。

 

★基本的な方法論

㋑聴き取り   Listening
最初、患者の憂いの体験物語を聴取するプロセス

㋺共 有    Enplotting
患者の物語について共有のプロセス

㋩取り込み   Abduction
臨床家の物語進展のプロセス

㊁統合と新生  Negotiation and emergence of the new story
物語のすり合せと新しい物語浮上のプロセス

㋭評 価    Assessment
ここまでの医療のプロセスの評価

 

このように考える医療が、Narrative‐based Medicineとなります。
患者側のNarrativeを十分に語らせ、臨床側で理解することが大切ということです。

そして、評価をする。

それにより、患者さんにとって、
一番、良い治療を行えるようになっていきます。

EBMとNBMを上手く使い分け、そして、統合できるようになることが、
診断や治療において必要不可欠なことといえます。

 

鍼灸院天空 夘野裕樹

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