不眠症

不眠症への鍼|偽鍼や認知行動療法と比べた研究は、何を示したのか

不眠症への鍼について、2012年のコクランは「支持するにも否定するにも十分に厳密ではない」としています。偽鍼・待機リスト・認知行動療法(CBT-I)と比べた研究、睡眠薬を飲んでいる患者さんへの対応、学会の扱い、日本の鍼灸の研究、医療機関につなぐ目安までを、鍼灸師向けに整理します。
五十肩

五十肩への鍼|肩関節周囲炎は自然に良くなるのか、鍼で何が変わるのか

五十肩への鍼について、2005年のコクランは「ほとんど何も結論できない」としたまま更新の記録がありません。肩関節周囲炎を偽鍼と比べた小さな試験、無治療や運動と比べた試験、神経ブロックと比べた試験、英国・米国・韓国の指針の扱い、日本の症例報告、肩まわりの刺鍼と気胸の注意までを整理します。
更年期障害

更年期への鍼|ホットフラッシュのエビデンスを比較の相手別に読む

更年期の鍼について、2013年のコクランは「有効かどうかを判断するにはエビデンスが不十分」としたまま13年更新されていません。ホットフラッシュを偽鍼と比べた大規模試験、待機やセルフケア助言と比べた試験、ホルモン補充療法と比べた数値、北米の閉経学会の扱いを、比較の相手ごとに整理します。
月経前症候群

PMSへの鍼|月経前症候群のコクラン「偽鍼との差」の出どころ

PMS(月経前症候群)への鍼と指圧について、2018年のコクランは限られたエビデンスから、偽の対照と比べて症状を改善しうると示唆しています。鍼と偽鍼の差が出た数値は1試験67名から。SSRIや低用量ピルとの直接比較は当サイトの検索で見つからず、日本の指針とPMDDの扱いまで整理します。
頸部痛・肩こり

肩こりへの鍼の頻度|「週何回」の根拠を一次資料までたどる

肩こりへの鍼の頻度は何を根拠に決まっているのか。39試験2万人の解析では1週あたりの頻度と効果の関連は見いだされていません。頻度を主題にした日本の原著は8名・対照群なしの2本です。「6回以上」「2〜3日おき」の出どころを一次資料までたどります。
月経困難症

生理痛への鍼治療のタイミング|「月経前がよい」はどこまで言えるか

生理痛への鍼治療のタイミングは、決着していません。当サイトが確認できた範囲では、時期を無作為に振り分けた鍼の試験は2つだけで、報告どうしが噛み合っていません。「月経前がよい」を支えているのも、確認できた範囲では間接比較・灸・二次アウトカムのいずれかでした。患者さんへの説明トーク例つきです。
頸部痛・肩こり

肩こりに鍼は効くのか|日本の試験でわかったことと限界

肩こりへの鍼を、日本で行われた試験だけに絞って整理。「肩こり」を対象にしたまとめ論文が見つからないため、試験を1本ずつ読みます。最大の試験(400名・施術1回・追跡24時間)でプラセボ鍼との差が出なかったこと、その解釈が学術誌の上で議論の途中にあることまで扱います。
月経困難症

生理痛への鍼|月経困難症のエビデンスを対照別に読む総合ガイド

生理痛への鍼を鍼灸師向けに整理。2016年のコクランレビュー(42試験・4,640名)の結論は「効果があるともないとも言えない」で、質は全比較で低いか非常に低い。鎮痛薬・無治療・偽鍼・指圧と、比べる相手で答えが4通りに変わる構造、原発性と続発性の違い、受診をすすめる目安まで扱います。
論文解説

39試験2万人の慢性疼痛と鍼灸|「1年後も持続」の出どころ【論文解説】

39試験20,827名の個々の患者データを統合した、慢性疼痛と鍼灸の解析(Vickers 2018/PMID 29198932)を1本まるごと解説します。比べた相手で数字がどう変わるのか、抄録の1年後の持続がどこまで確かめられたのかを、原文に沿って追いかけます。
頸部痛・肩こり

首の痛みへの鍼|慢性頸部痛のエビデンスと受診の見極めガイド

首の痛みへの鍼を鍼灸師向けに整理。無治療比と偽鍼比で結論が変わる構造、2016年に撤回された系統的レビューの扱い、英国ガイドラインが付けた条件、日本語の「こり」との対応関係、受診をすすめる首のサイン、肩上部への刺鍼で先に伝えることまで。